PBP2015_1日目〜いきなりの洗礼〜

行程
8/8(土)-9(日) 
 1815-2155 成田〜香港<NH811>
 2315-0610 香港〜チューリッヒ<LX139>
8/9(日)
 0813-1006 チューリッヒ〜ゲシェネン<電車>
 1030-1930 ゲシェネン〜シュピーツ(130km)

チューリッヒ空港
特典航空券でビジネスクラスに初めて乗っちゃった。快適な空の旅だったので、全く疲れなし。とくにスイス国際航空のサービスが良かった。
到着ラウンジでシャワー浴びて朝食

・鉄道の旅
空港からゲシェネンという町まで電車移動。
Googleで調べてた時刻と少し違ってたので、乗り場がわからずウロウロ。
スイスの鉄道って、乗る時に改札でスタンプ押したりしなかった。
それが合ってるのか分からず、車内で改札あったので罰金取られるかと焦ったけどスルーされた。
乗換駅を一生懸命説明してくれた
世界の車窓からみたい

・ツーリング開始
輪行解除してツーリングスタート。まずはフルカ峠を目指します。
目の前が山
最初は車通りが多かったけど、しばらく行くと走りやすい。
オープンカーと、自転車積んでる車が多かった。
アプト式の線路

・行く手に黒い雲現る対向車は濡れてないからまだ大丈夫か?いや、ポツポツ来たな。
早めにレインウエア着ておこっと道端に停車、雷の音を合図にドバッ!っと来た。
バケツをひっくり返したような豪雨です。スイスやりおるなあ。
周りに建物がないので、雷に撃たれたくないのと、少しでも風雨を凌ぐため、橋のコンクリートにしがみついて耐える。
川の水が、一瞬で茶色く濁った

・本当は絶景なんでしょ?
霧雨のような雨で、全く景色が見えずにヒルクライム。フルカ峠手前で、駅で一緒になった青年と再会。高松で学会があって東京経由で来たとか。フマフォで雨レーダー見てくれたら、この辺りしか降ってないらしい(^^ゞ
好青年でした
少し寒いのでお店で食事。トマトスープとパン3切で8スイスフラン。(※当時1スイスフラン=120円くらい)登山夫婦にそれ美味いか?って言われ、美味いって言うよ店員とグルだろってからかわれたり。
美味しかったけど、物足りない…

・登山列車を眼下に
小さく見える赤い電車がフルカ山岳蒸気鉄道です。
涼しくて気持ちいい

・フルカ峠 2436m
ゲシェネンが1100mなので結構登ってきました。
ようやく晴れ間がのぞく
一度がーっと下って、目の間にはつづら折りの道が。
日本では見たことないつづら折り
上のつづら折りを登ってると、さっきいたフルカ峠が見えます。
右側には降ってきた道と登山列車が、左上には氷河かな?
思わず見とれます

・グリムゼル峠 2165m

まだ登ってる途中に峠の看板
峠の反対側
スイスのどこ走ろう?って考えた時、鈴木家ブログ(PBP2011編)を参考にさせてもらいました。スイス来てよかったと思えた初日の2つの峠でした♪


・下り基調のはず?
さて本日のお宿はシュピーツという町にあり、下り基調でルンルンなはず。
ドリンクも補給食も尽きかけたので、売店でサンドイッチとりんごジュースゲット。
これで約1000円。マジか。
湖面が白く荒れてるのが見える。雨のカーテンが近付いてきてる。覚悟を決めて走るけど、また土砂降り(泣)
この写真の後、土砂降り
シュピーツ着いたけど宿はどこだ?ないね?携帯で確認すると4-5km離れてる。しかも300mも上。麓の町までしかルート引いてなかったらしい。馬鹿だ。

斜度15%以上が続き、さすがに押し歩く。
残り3kmで30分。やばい。と言うのもの宿のチェックイン2100までで、現在時刻2030。
絶望しながら押し歩き、その後斜度が緩んだこともあって2045頃到着。
まだ明るい
遅くなってごめんねって謝るも、とても感じのいいおじさん
腹が減ってるけど、周りのレストランは閉まってるというので、なんでも良いから食べさしてと言ったら、素敵な料理作ってくれました。
翌朝精算して気付くのだが約4000円。マジか。

SR600Fuji カマノ隊

SRカマノ隊結成秘話…特にないですけど(笑)
北海道1200の前に、カマノ家に遊びに行った時、嫌がる本人をよそに盛り上がったのが発端でした。

3年前に走った時と同じ20時スタートで決定。
この時間のいいところは、涼しいうちに草津まで一気に距離を稼げること。(菅平は激暑ですが)そして上田で一泊して、また涼しいうちに美ヶ原を登り標高を上げてしまう作戦。

北海道1200を無事に完走し、いよいよR10000リーチとなった隊長は、ちゃんと自転車の軽量化もしてくれて準備万端。

お供の4人と共にスタート地点に集合です。
高尾駅前は応援に駆けつけてくれた皆さんで賑やか。全員で記念撮影♪

自撮り棒大活躍


この写真はそうでもないですが、隊長の表情が硬い、硬すぎる(^^ゞ
20時になり、隊長スタート!あれ?ダラダラしてるお供どもは放置されちゃったw

走りだした後は、くろさわさんの絶妙な引きにより順調過ぎるほど順調。
僕が3年前に走った時間比較もいれて、各PCの通過時間をまとめてみました。

■PC1 山伏峠 2230(2250)-20分
■PC2 めがね橋0306(0308)-2分
■PC3 渋峠 1010(0922)+48分
■PC4 道の駅北信州やまのうち 1100(1014)+46分
■PC5 菅平高原 1504(1452)+12分
【宿泊】上田  1615-2200(1540-0230)
■PC6 信濃国分寺2218(0254)-4時間36分
■PC7 道の駅美ヶ原高原美術館 0154(0633)-4時間39分
■PC8 女の神展望台 0623(1040)-4時間17分
■PC9 メルヘン街道最高地点 0808(1226)-4時間18分
■PC10 JR鉄道最高地点 1051(1420)-3時間29分
■PC11 芦川駅1451(1659)-2時間8分
■PC12 長池親水公園1823 (2005) -1時間5分
■ゴール 高尾駅 2155(2243)-48分

使用後の写真



順調すぎたので、途中のネタだけ拾ってみます。

【ネタ1】 〜GPS不具合発生〜
JR最高地点を目前とした時に、後ろを走る隊長のGPSからピー、ピー(あっPCに着くから鳴ってるのかな?)

ピー、ピーピー、ピッピー、ピー、ピッピッー・・・
 タカトリ「ど、どうしたんですか!?隊長!!!」
 隊長「GPSが…だからGPS冗長化は必要なんだ〜!」

爆笑して、自転車から落ちかけました(笑)


【ネタ2】 〜タイヤサイドカット〜
野辺山から下ったところでファミレスで昼食を食べ、さあ出発という時に隊長の前輪パンク。修理するもふたたびチューブ破裂。タイヤがサイドカットしているので、タイヤブートで応急処置。
そんな爆弾を背負う訳にはいかないということで、最軽量の僕がホイールを差し出す。
実はここまで何も役立ってないので、ここぞとばかりに差し出しました(笑)


【番外編】 〜初ホテル〜
ブルベ中にホテル宿泊したことのないくろさわさん。寝過ごさないかな?同じホテルだからドア叩けば起こせるよとか言ってたら、実際には一睡もできなかったらしい。道の駅では爆睡できるのに(^^ゞ

北海道1200(3日目:PC5別海〜PC8かなやま湖,1005km地点)

■PC5別海 ,0345(計画:2000-0300)+45分

0300ごろ撤収作業が始まり起こされた。クローズ0056なのでそりゃそうか。
確かに人もまばらになってる。でも大丈夫、600kmを超えたので制限時間がゆるくなるので、有効活用しなきゃね♪

0345出発し、少し先のホテルに泊まった隊長と合流。

昨日も登った美幌峠をふたたび登る。
やっぱり霧
下るといい天気!

■PC6 北見 ,1039(計画:1030-1100)+9分

PCで用意して頂いてるカレーがウマイ!ドロップバックを自宅に送り返してから出発。
この区間往復になってて、たくさんの参加者とすれ違いできて楽しかったなあ。
陸別町の看板がかわいい

■PC7 足寄 ,1638(計画:1630)+8分

874km走って計画差10分以内。スバラシイ。
長い直線区間でのランタンルージュ

日が落ちてから雨がぱらつき、ちょっとしたピークでレインウェアを着込んだりしてるうちに、みんなバラけてしまった。キューシートに書いてあった、コースから300mくらい外れたコンビニで、カップラーメンでガッツリ補給。

かまの隊長と一緒に、本日最後の登り、狩勝峠へ。
眠そうだったので、一生懸命喋りかけながら登った。とにかく霧が酷く、特に登り切った後のダウンヒルは怖かった。全く先が見通せないので、白線を頼りにあとは勘で下る。

■PC8 かなやま湖 ,0057(計画:0030-0700)+27分

お久しぶりで記念にパチリ
PC手前のコンビニで、寝巻き用のパンツとシャツを調達して正解♪
シャワーを浴びて和室の仮眠所に行くと、近畿のK野さんが豪快に寝てた。あまりに豪快で、りゅうさんと顔を見合わせながら爆笑するのを堪える。
あちこちから聞こえるいびきの大合唱。水を張った田んぼで聞こえるカエルの大合唱見たいだよね〜と思いながら一瞬で寝落ち。

北海道1200(4日目:PC8かなやま湖〜ゴール 1204km)

■PC8 かなやま湖 ,0800(計画:0030-0700)+1時間

朝カレー、ケーキ、メロン♪
今回は胃腸がやられておらず調子いい♪膝は相変わらずだけど…
さあ残りたったの200km!この合宿のような生活も最終日、少し寂しくもある。
0800ごろ出発

時間に余裕あるので、お店でゆっくり昼食。
厚岸産カキフライ定食

ドデカイ看板の下にうわんさん発見。ここまでほとんど寝てないらしい。
鉄人です

マンホールのデザインって意外と素敵で、探してみると楽しい。ちなみにお仕事でマンホールの見積りしたことあるけど、結構高いんだよ。
ししゃもと謎のハワイアン?

■PC8 鵡川 ,1511(計画:1300)+2時間11分
残り90kmを切り、パレード走行かと思いきや(思ってないけど)、急行から特急列車に運転切換。コンビニ止まりたいなあ、止まらなかなあ?何が問題って頻尿問題。PBPの時もひどかったけど、今回もやばい。我慢の限界を超えたところで、緊急ピットイン。Na不足だろうなあ。

なんとか合流し、最後はみんなでゴール!

札幌でホテル取ってたんだけど、雨の中自走する気になれず。その代わりジンギスカンをたらふく食べて仮眠所で爆睡。

楽しい旅をさせてもらった沢山の方々に感謝です。

北海道1200(2日目:PC3北見〜PC5別海,783km地点)- 最東端へ -

■PC3北見 351km, 0400(計画:2230-0500)-1時間

想定よりも暖かいというか暑く、雨も降りそうにないため、ドロップバックの冬用ジャージはすべて置いていくことにした。
天候:霧 涼しくてちょうどいい
美幌峠は霧。
晴れていると絶景らしいが、、、心の眼で見るのです。

牛横断注意

■PC4 別海 490km, 1057(計画:1200)-1時間3分

別海牛乳が美味しかった♪
眠気があるのと、時間に余裕があるので、思い切って仮眠することにした。みんなとはここで一旦お別れ。体育館にマットを敷き、30分爆睡。とてもすっきり。
出発するときに、ちょうどたまがわ組が到着した。

いくぶん膝の痛みも和らいだ気がして、花咲蟹食べるんだ♪とテンション上げながら納沙布岬を目指す。
ロシア語かな?

■通過チェック 納沙布岬, 1539(計画:1600)-21分

最東端到着!

通過チェックを受けてウロウロしてたらみんな到着。どっかで抜いてきたらしい。
聞くとお寿司食べるって言うんで便乗しよう♪
再び列車に乗せてもらう

■PC5別海 ,2052(計画:2000-0300)+52分

再び別海到着。
着替えがあるのは次の北見、とは言えシャワー浴びただけでだいぶ気持ちいい。
イビキのこだまする体育館でおやすみなさい。
PBPの仮眠所みたい

北海道1200(1日目:スタート〜PC3北見,351km地点) -いきなりの大ピンチ-

■スタート 0km, 0520
3時過ぎ起床。外はすでに薄ら明るい。ホテルからつーどむへは1.5km程、4時前に到着。
1200kmの旅のスタート地点

DJみたいな人が、一人ひとりの名前を呼びながら(叫びながら?)出走していく。でもこれ、このペースじゃ時間内に全然終わらんよね?ってたけさんと話してたら、リストを上から読み上げる方式に変わった。よかった。

雨乞いの儀

0520スタートには、リュウさん率いる埼玉快速列車が!ちゃっかり乗せてもらい快調に飛ばす。
シャーマン3人いてこの天気!

のはずが、、、80kmの通過CPを過ぎた辺りから膝に違和感。さらに100km過ぎ、サンドイッチ食べてたら前輪リム打ちパンクで列車を見送る(ノД`)シクシク
あーもう、テンション下がるわ…

そして膝はというと、、、激痛やんけ。ダンシングが全くできん。これ通常のBRMならDNFするやつや。とか泣き言言いながら進む。

PC手前のセイコマで、たけさんとかわださん発見したので一緒に休憩。有難いことに痛み止めの塗薬をお借りし、痛みも気分もごまかしながらPC1へ。
感謝!

■PC1 130km,1058(計画:1100)-2分

60km以上コンビニなくなる手前で補給。日差しが暑い。北海道ってこんな暑いのか?
氷投入

今回のコースの最高地点857m、北見峠へのアプローチ開始。ずーと緩やかに登っていき、左7:右3くらいで踏んでたが、少し斜度キツくなってからは、ほぼ左片足ペダリング。ダンシングは全くできない。激坂じゃなくて助かったけど、当然みんなからも遅れます。。。
北見峠

座って食べたいよね?ということで、PC2の手前の道の駅でラーメン補給。18時終了の所、おじさんのご好意で滑り込みセーフ。
台湾の皆さんと一緒になった

■PC2 285km, 1909(計画:1900)+9分

この辺りは鉄道と平行して走る区間多く、かわださんの鉄豆知識が凄い。
北見の特産タマネギを運搬する、通称たまねぎ列車が1日1往復しているという、貨物列車マニアには有名なことらしい。そう言われてれ見ると、あたり一面玉葱畑。淡路島もびっくりの広さです。

■PC3北見 351km, 2205(計画:2230-0500)-25分

一番大きなPC、ドロップバックもあることからここで仮眠する人が多いはず。
PBPのような雰囲気で楽しい♪

豚汁やお菓子を食べて、お風呂でさっぱり。
翌日は4時出発予定!

北海道1200(スタート前日まで)

2015年のPBP完走(2011はDNF)したことで、何気にR10000※リーチ、残る1200は北海道で!って楽しみにしていました。
が、 なんと、エントリー日を失念する失態…気づいた時には時遅し。。。
キャンセル待ち更新を、首を長くして待つ日々から始まったのでした。

※R10000とは
6年以内に、200、300、400、600、1,000km それぞれ×2回
PBP1200km、RM1200km、Fleche、SR600の認定必須


■前日
羽田空港ではらぽんゆりか夫妻と一緒になり、その後、受付〜夕食までご一緒させていただきました。
世間は平日、当然じゃんじゃん電話は鳴ります(^^ゞ
2回目の北海道。前回は2013年、大雪600に遠征した時でした。
この時はブルベ後に宗谷岬までツーリング、最北端は制覇済み。
最北端
前日受付のため、札幌駅から自走。
はらぽんゆりか夫妻
つどーむという立派な施設がスタート地点です。海外からも沢山の参加者、とても賑やかです。
台湾のハナさんスタンリーさんと久々の再会
つかぽんはどうしたの?って聞かれまくられたけど…普通にお仕事です。。。
模範解答を用意しとくべきだったかw

スタートはウェーブ方式、早い時間は埋まっていたので0520スタートを選択。
特別仕様のブルベカード
スープカレーを食べて22時には就寝。
どうやら明日も天気が良いらしい♪